プロフィール
古米弘明
都市環境工学・水環境制御などを研究テーマとする。
1956年(昭和31年)倉敷市に生まれる。広島市で育ち、修道高等学校を経て、1979年東京大学工学部都市工学科卒業。1984年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程を修了し(工学博士)、同年東北大学工学部土木工学科助手、1986年九州大学工学部水工土木学科助手、1988年同助教授、1990年スタンフォード大学及びイリノイ大学客員研究員、1991年茨城大学工学部都市システム工学科助教授、1997年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教授を歴任し、1998年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授に就任。2000年から1年間オレゴン州立大学及びEAWAG(スイス)客員研究員、2006年東京大学大学院工学系研究科附属水環境制御研究センター教授、2022年中央大学研究開発機構 機構教授となる。
略歴
- 昭和54年(1979) 3月 東京大学工学部都市工学科 卒業
- 昭和59年(1984) 3月 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程 修了
- 昭和59年(1984) 4月 東北大学工学部 助手(土木工学科)
- 昭和61年(1986) 4月 九州大学工学部 助手(水工土木学科)
- 昭和63年(1988) 7月 同上 助教授(水工土木学科)
- 平成 3年(1991)10月 茨城大学工学部 助教授(都市システム工学科)
- 平成 9年(1997) 2月 東京大学大学院工学系研究科 助教授(都市工学専攻)
- 平成10年(1998) 6月 同上 教授(都市工学専攻)
- 平成15年(2003) 4月~平成16年(2004) 3月 水環境制御研究センターセンター長(兼任)
- 平成18年(2006) 4月 東京大学大学院工学系研究科 教授(水環境制御研究センター)
- 令和元年(2019) 7月 同上 教授(水環境工学研究センター)
- 令和4年(2022) 3月 同上 退職
在外研究
- 1990年4月~1991年3月 スタンフォード大学及びイリノイ大学 客員研究員
- 2000年4月~2001年1月 オレゴン州立大学及びEAWAG(スイス) 客員研究員
学位
- 工学博士(都市工学)、東京大学 1984
- 工学修士(都市工学)、東京大学 1981
所属学会
- 国際水協会 International Water Association (IWA).
- 米国水環境連盟 Water Environment Federation (WEF).
- 土木学会 Japan Society of Civil Engineers (JSCE).
- 日本水環境学会 Japan Society on Water Environment (JSWE).
- 日本水道協会 Japan Water Works Association (JWWA).
- 日本下水道協会 Japan Sewage Works Association (JSWA).
- 環境科学会 Society of Environmental Science, Japan.
研究論文
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2022
Dynamics of the Microbial Community and Opportunistic Pathogens after Water Stagnation in the Premise Plumbing of a Building
Iftita Rahmatika, Futoshi Kurisu, Hiroaki Furumai, Ikuro Kasuga / Microbes and Environments, 37(1), 1-11.
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2022
Monsoon dilutes the concurrence but increases the correlation of viruses and Pharmaceuticals and Personal Care Products (PPCPs) in the urban waters of Guwahati, India: The context of pandemic viruses
Manish Kumar, Keisuke Kuroda, Damia Barcelo, HiroakiFurumai / Science of The Total Environment, 813(20), 152282, 1-15.
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2022
High-Throughput Screening of Antimicrobial Resistance Genes and Their Association With Class 1 Integrons in Urban Rivers in Japan
Ikuro Kasuga, Kyoka Nagasawa, Masato Suzuki, Futoshi Kurisu and Hiroaki Furumai / Frontiers in Environmental Science, 10, 825372, 1-15.
総説論文
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2021
Advances in Urban Stormwater Management in Japan: A Review
Yoshihiro Shibuo and Hiroaki Furumai / Journal of Disaster Research, 16(3), pp.310-320.
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2021
未来型の都市浸水リスク管理に向けて
古米弘明 / 水循環:貯留と浸透, 119, pp.3-7.
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2017
気候変動に適応した調和型都市圏水利用システムの開発 (特集:気候変動と水)
古米弘明 / 用水と廃水, 59(1), pp.58-67.
著書・編書
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2020
Resilience, Response, and Risk in Water Systems
M. Kumar, F. Munoz-Arriola, H. Furumai, T. Chaminda編 / Springer /
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2017
水システム講義:持続可能な水利用に向けて
古米弘明・片山浩之編著 / 東京大学出版会 /
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2016
水辺のすこやかさ指標”みずしるべ”:身近な水環境を育むために
古米弘明編著;石井誠治[ほか]著 / 技報堂出版 /
受賞歴
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Feb. of 2020.
2019年度日本政府観光局(JNTO) 国際会議開催貢献賞 大規模会議部門
IWA World Water Congress & Exhibition 2018 開催国委員会(委員長:古米弘明)世界98カ国から9,815名が参加し、過去最大規模となった。
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Jun. of 2018.
環境省 環境保全功労者表彰
古米弘明:水環境保全の専門家として、中央環境審議会等へ参画し、底層溶存酸素量の環境基準の設定等で水環境行政の発展に多大な貢献を果たした他、日本水環境学会の会長として研究の推進にも顕著な功績があった。
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2018.
第55回環境工学研究フォーラム 論文賞
賀須井直規,中谷隼,春日郁朗,古米弘明:数理最適化を用いた広域化水道システムの長期運用・更新計画立案の手法開発,土木学会論文集(G), III_111-III_122 (2018)