2019年6月21日(金)に東京大学山上会館において、社会連携講座「未来型の都市浸水リスク管理・制御システム」のキックオフシンポジウムを開催しました。
開会挨拶では工学系研究科副研究科長の浅見泰司教授が、大学と社会との双方向的な連携を推進することの重要性と、本連携講座に対する期待の言葉を述べました。続いて、古米弘明教授から4月に設置された社会連携講座とJST未来社会創造事業において実施している研究課題の紹介がありました。
そして、京都大学防災研究所の山口弘誠准教授から豪雨発生メカニズムや早期探知の学術的知見について、日本下水道新技術機構の加藤裕之研究所長からは行政課題である雨水管理のスマート化について講演いただきました。続いて、講座専任の渋尾欣弘特任准教授から流域レベルの洪水管理、講座兼務の都市工学専攻教員である廣井准教授から水防災や避難行動の話題提供がありました。さらに、連携機関からは株式会社明電舎の中島満浩氏とメタウォーター株式会社の古屋勇治氏から、最新技術や実証研究事例の紹介もなされました。
シンポジウムには連携機関をはじめとする企業関係者、国・自治体関係者、大学関係者など学内外あわせて109名にご参加いただきました。